問い合わせ
生徒用のネットワーク (Wi-Fi) に接続しているタブレットが、インターネットに接続できない。
「先生の箱」なども見れない。
対応
現地に行って、タブレットを確認する。
確かに、インターネットで検索はできないし、「先生の箱」などもエラーで見られない。
コマンドプロンプトから ping を飛ばすと、ゲートウェイには ping が届くので、アクセスポイントや PoE がおかしいという可能性はなさそう。
とりあえず、サーバーの状態を確認する。
サーバーを確認したところ、サーバーはゲートウェイへも DNS にも ping がとどく。
さらに、nslookup で名前解決もできる。
不思議なことに、スマホを Wi-Fi につないだところ、DNS に 8.8.8.8 が割り当てられた。そして、この状態だと問題なくインターネットに接続できる。
このあたりの結果から、DNS サーバーと校内のネットワークの通信がおかしいと判断する。
それで、次におおもとのルーターを調べたら、1 本 LAN ケーブルがささっているのに、LED が点灯していない部分を発見。そして、それがサーバーとつながるケーブルだとわかる。
それをたどってみると、ハブから抜けていた。
ハブにつなぐと、LED が点滅を始めた。
ここで、同じハブにノート PC をつないで、通信状況を確かめようとしたのだが、DNS サーバーへ ping が届かない。
ゲートウェイにはいく。
物理的につながっているはずなのに、なぜダメなのかと思い、サーバーの裏側の状態を確認する。
問題なく LAN ケーブルがつながっていた。
仕方がないので、この段階でサーバーを再起動したが、状況は改善せず。
それで、サーバー上のネットワークの設定を見て、ふと思いつく。
つながらない DNS サーバー側の設定は、vEhernet とかいう仮想ネットワーク設定になっている。
しかし、サーバーには NIC が 2 つあり、片方のイーサネットが無効化されている。
その無効化されている NIC 自体は、IP アドレスなどが割り当てられていないものだが、これを有効にしたら、急に ping が通るようになった。
そして、タブレットからインターネットに接続できるようになった。