1年ITビジネス学科の後期の探求学習では、地域の魅力を見出し発信することをテーマに、活動しました。

私たちのチームは、飯田下伊那の特産である干し柿のことを調べていくうちに、若者に食べられていないことを知りました。

そこで、若者に干し柿の魅力を広げるために、アレンジレシピや魅力発信の方法を検討しました。

1月6日にみなみ信州農業協同組合様にお伺いし、女性部の皆さんの「干し柿アレンジ料理教室」の取材をさせていただきました。

YouTubeコアカレちゃんねるに当日の様子をアップしました!

 

今回作った干し柿アレンジレシピは、くるみ、ゆず、スライスチーズ、クリームチーズの柿巻きとチョコをトッピングしたスイーツです。

柿巻きは、はさみを使ってヘタと種を取りながら開きました。

この工程を繰り返して半分に開いた干し柿をたくさん用意します。

次にゆずの皮を剥きます。皮は切ったりしないでそのまま使います。

材料が準備できたら、開いた干し柿の上にのせて巻いていきます。

巻くときに使うものは巻きずし用の「巻きす」を使いました。

「巻きす」の上にラップを広げ、干し柿を並べます。

次にスライスチーズをのせ、その上にくるみとゆずの皮、クリームチーズの順に重ねて、巻き寿司の要領で巻きます。

難しそうな工程ですが、そこはベテラン主婦の皆さんが上手に巻いていました。

しっかり巻いた後は、崩れないように切っていきます。

 

完成したものがこちらになります。

干し柿チョコ合わせは写真のように干し柿を溶かしたチョコでコーティングします。

材料は干し柿とホワイトチョコです。

柿巻きで使った開いた干し柿を半分にして、端を合わせくるくる巻きます。

巻いたものを切っていき爪楊枝に刺します。

このとき飴のような形になったので面白いなと思いました。

ホワイトチョコは溶かして片面につけてチョコが固まるのを待ちます。

また、余った干し柿の切れ端にココアパウダーをまぶして、無駄なく干し柿を使い切りました。

手間暇かけて作る干し柿を最後の一切れまで活用していて、干し柿への愛情も感じられました。

 

完成した干し柿スイーツは、程よい甘さがどれもおいしかったのですが、特に美味しかったのは、ホワイトチョコレートを使ったチョコ合わせです。

干し柿の自然な甘さにやさしいホワイトチョコの甘みが加わり、高級なスイーツのようでした。

また、意外にもチーズとの相性も良く、ワインのおつまみにもなりそうとワインが好きな先生が言っていました。

 

そのまま食べてもおいしい干し柿ですが、少しアレンジを加えることで、おしゃれなスイーツやオードブルのようになり、若い人に好んで食べてもらえると感じました。

しかも、身近な材料だけで手軽に作れるので、今回のお料理教室をSNSや動画で発信したら若い人たちに、もっと干し柿を食べてもらえると思いました。

ご協力いただいた皆様ありがとうございました。

ITビジネス学科1年 松本・佐藤